ウェザリング技法 ① ~ リアルタッチマーカー ~
プラモデルにリアリティを求める汚し塗装、
ウェザリング技法なるものがあります。
必要に駆られてウェザリング技法を紹介。
余所様というより手前のための記事です。
つまるところ・・・
陸戦型ガンダムに全技術をぶつけるための練習場所なのです。
【陸戦型ガンダム制作記事】
基本塗装が完了したので次はウェザリング。
・・・あれ、何からすればいいんだ。
というわけで調べながら練習しました。
↓
ウェザリングの順序は千差万別。
ですが、ざっくり言うと・・・
①基本塗装
②ウォッシング(全体へ経年劣化表現)
③チッピング(塗装剝げ表現)
④ドライブラシ(金属露出表現)
⑤ストレーキング(雨や油垂れ表現)
⑥パステル(錆や煤表現)
これらがまとまればウェザリングは成功です。
第1段はウォッシングなのですが、
今回はその役割をリアルタッチマーカーに託します。
ウォッシングとは全体への経年劣化表現です。
うすーくした塗料で使用感を出す技法。
本来はエナメル塗料なんか使うらしいです。
でも、エナメル塗料だとプラが割れちゃうこともあるらしい。
簡単に楽してできねえかな。
そんな意欲的な動機から調査し、辿り着いたのがリアルタッチマーカー。
どこにでも売ってます。
模型屋や玩具屋は勿論、家電屋でも。
これを活用して作品を「ぽく」しましょう。
手順はこちら。
さて、実際にやってみます。
今回の実験台はこちら。
当ブログ初期作でお馴染みのジオング君です。
あら、今見るとかなり雑ですね。
下に過去記事リンク貼っておきます。
・・・需要あんのか?
使用するものはこんな感じ。
・リアルタッチマーカー
・綿棒
・ メラニンスポンジ
さて、早速いきましょう!
思い切って塗っちゃう。
もうね、躊躇ってても駄目なんです。
ウェザリングは失敗しても「味」なんです。
・・・そんなことを色んな人が言ってました。
ジオング肩部。
青トーンなので「リアルタッチグレー1」で。
塗装色に合わせてセレクトしましょう。
では思い切って・・・
こんな感じに塗っちゃいます。
グラデーション表現にするので中央は塗りません。
これ過去作だからいいけど・・・
丁寧に塗った現行作品にできるんかな。
・・・でもやらねばならない時はある。
綿棒やティッシュで余分な塗料を除く。
①の状態では「自然さ」がありません。
ウェザリングは違和感の無さが命です。
余分な塗料を除きつつ均等にしてあげましょう。
こんな感じ。
中央は薄めなのでグラデーションがしやすい状態です。
メラニンスポンジでグラデーションにする。
百均で買えるメラニンスポンジを用意。
小さくちぎって使います。
中央から外側へ円を描くように擦ります。
すると・・・
内側は薄く、外側は濃く。
グラデーション表現が完成します。
上から見ると・・・
これは極端にしていますが、
こんな感じになれば成功です。
どんどんやっていきます。
胸部。
腕部。
そして、こうなりました。
写真わかりにくくてごめんなさい。
グラデーションになってます。
これだけでかなり使用感は出るかと。
これなら陸戦型ガンダムにもできる気がする。
次回、いよいよやってみます。
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次回、水陸両用アジャバ 第53話 「いざゆけ、リアルタッチマーカー」
乞う、ご期待!